学生の皆さんへ

技術士への招待

資格について考えてみよう

PDF(305KB)

【ChatGPTによる要約】
技術士は、国が公益を確保するために設けた資格であり、科学技術に関する専門知識と応用能力、倫理を備えた技術者の育成を目指しています。技術士の部門には機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学、建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産、経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原子力・放射線、総合技術監理の20部門があります。

一部の企業では、関連する技術士資格の取得を推奨しており、官公庁の入札案件などでは技術士資格を保有していることが登録要件となる場合もあります。試験は一次試験と二次試験から成り、大学在学中に受験することも可能です。大学でJABEE認定課程を履修している場合、一次試験が免除されます。

技術士に興味がある場合は、試験に挑戦してみることをおすすめします。試験の実施予定や詳細情報は日本技術者協会のウェブサイトで確認できます。また、過去問も利用できます。


貴方の未来、自分で描こう

PDF(1MB

【ChatGPTによる要約】
技術士(Professional Engineer: PE)は、国家資格であり、科学技術に関する高度な知識と応用能力を持ち、高い技術者倫理を備え、公益確保と継続的な資質向上に努める責務を持つ専門職です。技術士資格の取得には、第一次試験と第二次試験があります。第一次試験は科学技術系大学卒業生を対象とし、第二次試験は第一次試験合格後、実務経験7年以上が必要です。

技術士は、社会の実際の課題に対峙できる能力を持つことを証明する資格です。日本国内には約9.9万人の技術士が存在し、20の技術部門と総合技術監理部門に分かれています。技術士資格を持つことは、学生の就職活動や社内での指導的立場、個人事業としての技術士事務所の開業など、さまざまな活用方法があります。

また、技術士は国際的にも活躍できる資格であり、APECエンジニアとして諸外国との技術移転を促進する役割も担っています。技術士会や技術士部会など、専門分野ごとの組織や活動も存在しており、さまざまな情報や交流の場を提供しています。

技術士を将来のマイルストーンの一つとして考えることは、社会と人を見据え、世界を支える研究者や技術者になるための一つの目標となるでしょう。詳しい情報は、日本技術士会や各部会のウェブサイトを参照してください。


技術者のキャリアパスと国際標準

東工大でGAを獲得し(JABEE課程修了又は技術士第一次試験合格)、就業後にPCを獲得し(実践と技術士第二次試験合格)、技術士資格を取得することで、一流のエンジニアであることが国際的に証明(認証)されます。
各国に国家資格制度があり「技術士」は日本の国家資格です。

説明

      技術士Professional Engineerとは | 日本技術士会

 技術士の資格を所有している多くの東工大卒業生が各方面で精力的に活躍しております。因みに令和2年度の技術士二次試験の合格者数は59名でした。技術士資格は建築・土木などの業種の一部の業務を除き技術士資格を持たなければ仕事に従事できないという独占的な資格ではありませんが、企業の技術士への認識は年々向上してきております。具体的には次のような例が挙げられます。


(1)企業活動がグローバル化している現在、世界各国の公的な技術者資格が重要となってきており、日本における唯一の公的資格が技術士である。

     別紙4 各国のエンジニア資格との比較表 (mext.go.jp)

(2)公的な組織・機関が募集する専門家として技術士は高い評価を得ております。現在も多くの技術士が国際協力機構(JICA)や中小企業基盤整備機構(中小機構)等が派遣する専門家として国内外で活躍しています。

(3)コンサルタントとして独立して仕事を行う場合、“技術士事務所”を開設するのが一般的ですが、技術士の名称を使用することによりコンサルテーション、セミナー講師および論文執筆などの外部からの依頼が増えるなど新規業務の獲得が容易になります。

(4)技術士を資格取得奨励対象とし、資格取得後には奨励金(一時金)の支給あるいは賃金アップで優遇する企業が増加してきています。

また、技術士資格を取得した後に日本技術士会に入会すると、技術士会の各部会(専門分野ごとに19の部会があります)が主催する講演会、セミナーおよび見学会などへの参加あるいは、技術士会の各種活動グループ(グループ数は50余あり、技術士がグループを作って自主的に活動しています)へ参加することにより最新の技術情報の入手、国内外の業務の開拓や人脈の拡大を図ることができます。また、技術士会の地方組織として神奈川県技術士会などの都道府県単位の下部組織あるいは本蔵前技術士会のような大学単位の組織など多くのネットワークがあり、それらへの参加を通して活躍の場を一層広げることができます。

以上